<Header>
<Author: 李邕>
<Title: 奉和初春幸太平公主南莊應制>
<Format: 格式不明>
<Year: 1965>
<BookName: 唐詩選　下>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 「初春（しょしゅん）太平（たいへい）公主（こうしゅ）の南莊（なんさう）に幸（みゆき）ず」に和（わ）し奉（たてまつ）る　應制（おうせい）>
<BookPage: 56>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
傳聞銀漢支機石，
復見金輿出紫微。
織女橋邊烏鵲起，
仙人樓上鳳皇飛。
流風入座飄歌扇，
瀑水侵階濺舞衣。
今日還同犯牛斗，
乘槎共逐海潮歸。
<End Poem>
<Translation>
天の川にさかのぼって織女さまの機の臺石をもらって歸ってきたという傳説を聞いたことがある。いま、黄金の御輿が紫微官を出て、天の戶をわたるのを目のあたり見ることができた。これは傳説ではない。織女がわたられる橋のあたり、かささぎがパッと飛びたつのが見え、仙人が簫を吹いておわす樓の上には鳳凰がかけっているけはいである。そよそよと吹きわたる春風は宴席にはいってきて、歌い手のかざす扇をひるがえし、さらさらと落ちたぎっている瀧の水は、階のまえにしぶきして、舞姫の衣にそそぎかかる。
今日の盛宴につらなったわれわれは、昔の人が天上の星座にまぎれこんで、槎に乗って歸ってきたように、まるでこの世ならぬ世界から、海の潮に浮かんで歸ってゆくような心持ちではないか。
<End Translation>
<Formatted Translation>
天の川にさかのぼって織女さまの機の臺石をもらって歸ってきたという傳説を聞いたことがある。
いま、黄金の御輿が紫微官を出て、天の戶をわたるのを目のあたり見ることができた。これは傳説ではない。
織女がわたられる橋のあたり、かささぎがパッと飛びたつのが見え、
仙人が簫を吹いておわす樓の上には鳳凰がかけっているけはいである。
そよそよと吹きわたる春風は宴席にはいってきて、歌い手のかざす扇をひるがえし、
さらさらと落ちたぎっている瀧の水は、階のまえにしぶきして、舞姫の衣にそそぎかかる。
今日の盛宴につらなったわれわれは、昔の人が天上の星座にまぎれこんで、槎に乗って歸ってきたように、
まるでこの世ならぬ世界から、海の潮に浮かんで歸ってゆくような心持ちではないか。
<End Formatted Translation>